【英会話講師が検証】「生成AIで英会話力は本当に伸びる?AI vs. リアルな会話の徹底比較 

先日(2026年8月)、Threadsで「OpenAIのGPT-Liveがすごい」という投稿を見ました。

ChatGPTとの英会話はこれまで何度も試したことがあって、そのたびに、「確かにすごいけど、これとずっと英会話するのはキツイな」と思ってたけれど、それでも心が動いたのは、知ってた名前と違ってたから(笑)。

私のレッスンの受講生の自主学習にも役に立つかもと思って、30分くらい英語で会話してみました。

そうしたら、前に試したときとは比べ物にならないくらい性能が上がってて、ホントびっくりしたと同時に「やっぱりリアルな会話とは違うな」と感じました。

「英会話レッスンか生成AIとの会話練習か」の2択で迷っている人の参考になると思うので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。

このブログを読んでわかること

プロの視点から見た生成AI音声会話機能のメリットとデメリット

リアルな会話との違い

英会話講師が生成AI音声会話機能を使った感想

目次

生成AIの音声会話機能を使った練習のメリット

まず最初に、生成AIの音声会話機能を使って英会話を練習するメリットを見ていきます。

1. いつでもどこでも練習できる

生成AIの最大のメリットとも言えるのが、24時間いつでもどこでも使えること。

仕事や家事、学業で忙しい人や、夜中や早朝に英語学習をしたい人には、すごく便利ですよね!

人とリアルな英会話をするとなると、相手のスケジュールに合わせないといけないし、そもそも会話の相手を探すことから始めないといけない場合もあるから、ちょっと不便ですよね。

自分の好きなタイミングで練習できる環境があると、英会話の練習が継続しやすくなります。

2. 間違いを恐れずに練習できる

実際の会話だと、どうしても緊張しちゃったり、間違えるのが怖くて、リアルなコミュニケーションに尻込みしてしまいますよね。

「あれ、今の言い方合ってた?」とか、「通じてるかな?」などど不安になったりして、頭が真っ白になることは、私もたくさん経験しました。

そんな人にとって、生成AIは救世主的存在になると思います。

どれだけ間違えても優しく受け入れてくれるし(本当に優しい♡)、どこをどう直せばいいのかも懇切丁寧に教えてくれるので、安心して練習できるから。

3. フィードバックが早い

生成AIはとにかく反応が速い!文法や単語の間違いを、秒で直してくれます。

「自然でネイティブっぽい言い回しを教えて」「丁寧でフォーマルな表現を教えて」と言ったようなリクエストにも応えてくれます。

4. 文字を読むのが苦手な人に最適

生成AIの音声会話機能は、音声での情報のやりとりがメインなので、文章を読むのが苦手な人にも使い勝手のいいツールだと思います。

通勤中や家事をしながらでも使える手軽さも、スキマ時間で英語学習をしたい忙しい人には、高ポイントですよね。

生成AIの音声会話機能を使った練習のデメリット

生成AIは便利なツールではありますが、万能ではありません。ここからは、そのデメリットについて見ていきましょう。

1. 非言語コミュニケーション要素が学べない

非言語コミュニケーション要素とは、表情やジェスチャー、声のトーンといった言葉以外の要素のことです。

リアルな会話では、伝えたいメッセージによって、様々な非言語コミュニケーション要素組み合わせて話すので、同じフレーズを使っても伝わるメッセージが違ってきます。

非言語コミュニケーション要素は、人とのコミュニケーションを通して学ぶものなので、生成AIを使って練習することはできません。

2. 感情的なニュアンスを学べない

例えばあなたが、ルームメイトのお気に入りのマグカップを割ってしまって、ルームメイトが返ってくるまでに、生成AI音声会話機能を使って、どうやって謝るか(もしくは言い訳するか)を練習したいとします。

生成AIは、いろいろなパターンの謝罪や言い訳フレーズを提示して、何度でも練習につきあってくれます。

これで一見うまくいくように思いますが、相手が想定していた反応をしない場合、どう言っていいかわからずに、頭が真っ白になってしまうかも。

人とのコミュニケーションでは、感情やその場の雰囲気を読み取って臨機応変に対応することが必要になりますが、これは生成AIでは練習できません。

3. 予期せぬ展開に対応できない

リアルな会話では、相手の動作や表情が原因で話題がガラっと変わったり、いきなり誰かが話に割りこんできて話の流れが変わったりして、全然思いもよらない展開になることがよくありまよね?

そういった予期せぬ展開に対して、生成AIは人間ほど器用に対応できないんです。リアルな会話を模した練習はできるけれど、「リアルな状況」って人間同士との会話で成り立つので、そもそも論として、生成AIでは対応できないんです。

だから、生成AIとの想定会話ではスラスラ言えるようになったとしても、実際の会話では言葉に詰まってしまうということが起きる。

リアルな会話が大事な理由

GPT-Liveのように、ぱっと聞いただけでは人間と会話しているような自然な音声会話ができるツールがあるのに、どうして人とリアルな英会話をする必要があるのでしょうか?

それは、あなたが英語で会話する相手が人間だから。

リアルな会話は生成AIとの会話とは違って、予測不可能な不確定要素がひそんでいます。

何でかわからないけど、相手の表情や声のトーンが突然変わったり、呼んでもないのに突然割りこんでくる人がいたり。

いろいろなシチュエーションを生成AIと練習していても、思わぬ質問をされて頭が真っ白になった、という経験は私にもたくさんあります。

「英会話って難しい…」と感じてしまう最大のポイントは、この不確定要素のせいといっても過言ではありません。

何が起こるかわからないリアルな会話は、生成AIで練習できる範囲をはるかに超えています。人間は、演算通りにいかないからね。

生成AIを使うと、リアルな状況を想定した会話練習はできるけれど、あくまでもそれは練習。

細かいニュアンスや表現も人によって千差万別だし。

実際に人と英会話できるようになるためには、最後はやっぱり、リアルな会話で実戦経験を積んでいくしかないんです。

生成AIの音声会話機能を使った英会話練習3選

ここからは、生成AIの音声会話機能を使ったおすすめの練習方法を3つご紹介します。

1. よくある日常生活での英会話の相手をしてもらう

自己紹介やレストランでの注文など、日常生活の簡単なやり取りをする相手になってもらいましょう。

「フレンチレストランでの注文シーン」などのシチュエーションだけではなく、「いじわるな店員の役」など、役を設定しても面白いですね。

2. 発音を鍛えてもらう

生成AIに、発音チェックをしてもらいましょう。

発音には、単語の発音だけではなく、強く読むアクセントの位置や、文章全体のイントネーション(音の上がり下がり)も含まれます。

できるようになるまで何度も音繰り返し練習して、、相手に伝わりやすい発音を目指しましょう!

ポイントは、どこを改善したらいいのか具体的なフィードバックをもらうこと。これはプロンプトで指示することができます。

生成AIでも間違うことがあるので、気になるときは、念のため辞書で確認することをお勧めします。

3. ミスを訂正してもらう

自分が言いたい文章の文法が正しいかわからない時は、生成AIに確認してみましょう。

上達のコツは、自分が納得するまで、とことん質問することです。

何度同じ質問を繰り返しても、まったく意に介せず優しく対応してくれるので、どんどん質問してみて。

GPT-Liveと30分英語で話した感想

話してみて最初に感じたのは、「リアルな会話に近い」ということ。

ちょっとしたフィラーワード(ummとか)も使うし、GPT-Liveがまだ話しているときに私がわりこんでも、自然な感じで対応していて、人間との会話しているように感じた瞬間もありました。

びっくりしたのは、笑いながら言葉を発していたこと。(AIは感情ないから、本当は笑ってないんだけど)

ここまできたか!と思いました。

でも、やっぱり私は30分話すのは苦痛でした。だって、人間じゃないんだもの。顔がないから表情がわからないし、体がないからボディランゲージも見えないし。

「目をつぶって会話をしたら、人間と電話しているように感じるかも」と思ってやってみたけど、やっぱりだめ。顔が浮かばないから。

ブラインドデートの相手と電話で会話したほうが、まだ話しやすいんじゃないかと思いました。(したことないけど、想像)

英会話練習の壁打ち相手としては、とっても使えるツールだと思います。

でも、これでペラペラ話せるようになったからリアルな会話でもそうできるかというのは、別の話。

英会話できるようになりたいなら、やっぱり人間と会話してね。

リアルな会話をする相手がいない場合は、英会話レッスンがおすすめです。

初心者の場合は、数か月でもいいので、日本語でのやりとりがスムーズにできるバイリンガルの先生の、マンツーマンレッスンを受けたほうがいいと思います。

その理由は2つあります。1つ目は、グループレッスンとは違って、もらえるフィードバックの量と質が違うから。

2つ目の理由は、日本語で質問できること。これって地味に大事よ。

私がオンラインで行っているマンツーマンレッスンでは、カリキュラムに沿って行うのではなく、あくまでもあなたのニーズと目標に合わせて内容をカスタマイズしたレッスンを提供しています。

お気軽に、ご連絡くださいね。

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この記事を書いた人

米国アイオワ大学で学士号と修士号を取得後、国連専門機関、大学、NPO、外資系企業など、英語が公用語の職場で20年以上の勤務経験あり。
英語コミュニケーションの楽しさを伝えたくて、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構認定のCELTA(英語教授法資格)を取得し、Kyanbridge Englishを設立。

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