NGSL(New General Service List)は、英語の使用頻度に基づいて作られた単語集です。
現代の英語コーパスをもとに選ばれた約2800語で構成されていて、日常会話で使う英語の約92%をカバーしています。
NGSLについての詳細は以下の記事をどうぞ。

NGSLは次の人におすすめです。
- 英単語を覚えたいけど、どの単語集がいいかわからない人
- コスパのいい単語集が欲しい人
- とにかく忙しくて時間がない人
NGSLはそのまま使ってもいいのですが、英語ガチ勢には物足りないと思います。
そこで今回のブログでは、おすすめのNGSLカスタマイズ学習法をご紹介します。
ガチ勢以外にはハードルが高いかもしれませんが、必ず基礎力が上がるので、だまされたと思ってやってほしいな~。
効率的に単語を暗記する方法もご紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
辞書を使って6つの情報を追加する
まず、辞書を用意してください。オンライン、電子、紙のどれでもOKですが、発音記号や品詞名(名詞や動詞など)、例文が豊富に掲載されているものを選ぶのが大事。
お勧めの辞典
- 入門~中級者は英和辞典
- 上級者は、Learner's Dictionaryと書かれている英英辞典(Oxford Learner’s DictionariesやCambridge Learner's Dictionaryは使いやすくてお勧め。)
カスタマイズする時は、パソコンでタイプするのではなく、手で紙に書くことを強くおすすめします。私の経験では、単語をタイプするのと手で書くのとでは、記憶の定着率が全然違うんです。
英語力が上がってくると、追加する情報も増えてくるので、十分すぎるくらいの余白をとってくださいね。
どんなノートを使ってもいいのですが、私だったら100均のらくがき帳かルーズリーフを使います。単語1つにつき1ページ使用すると仮定すると、単純に考えて2808ページが必要です。
安い方がガンガン書けるし、単語帳はたくさんの情報を書くほどその真価を発揮するので、私は高いノートは使いません。
それでは、付け足す情報を具体的に見ていきましょう。
1.意味
NGSL 1.2には各単語の意味は書かれていますが、すべて英語。わかりやすい英語で書かれてはいるものの、初心者〜中級者には少々難しいので、必要であれば英和辞典を使って日本語の意味に書き直しましょう。
意味を記入するときのポイントをお伝えします。
- 言葉だけではわかりづらい時は、絵を書いてもOK。
- その単語が持つイメージ(肯定的な意味を持つのか、否定的な意味を持つのか、フォーマルなのか、カジュアルなのか)を書く。
単語が持つイメージは、英和辞典には書かれていないことがほとんど。こればっかりは英英辞典を使うか、レッスンでインストラクターに聞いてみたりするしかないかなと思います。
2.品詞
英語の品詞(名詞、代名詞、動詞、形容詞、副詞、前置詞、接続詞、間投詞)も正確に記入しましょう。
名詞の場合は、可算(数えられる)、不可算(数えられないか)の情報は重要。
動詞だったら活用形(3人称単数形、現在分詞、過去形、過去分詞)や自動詞・他動詞など。
これでもかっていうくらいの情報量をいれておくと、後々の学習で単語集を使うときに、辞書を引く手間が省けて便利ですよ。
品詞の情報が必要な理由は、文法的に正確な文章を作ったり話したりするために必要不可欠だからです。ここをおろそかにすると、ビジネスシーンやアカデミックな場で恥ずかしい思いをすることがあります。
3.発音
英語らしく、かつわかりやすい発音を身につけるために、辞書に記載されている発音記号と、次の3つの情報を付け加えましょう。
- ストレスのある音節(アクセント記号「´」や「`」があるところ)
- 発音しない音節や文字
- 読み方が難しい音
カタカナで発音を書くと、正しい発音が定着しづらいので避けましょう。
4.例文
例文を書く理由の1つは、単語は例文で覚えると定着率がよくなるから。
2つ目の理由は、単語だけ知っていても使い方を知らないと、実際に文章を書いたり発言したりする時に使えないからです。
辞典に載っている例文でもいいけれど、自分で考えた例文だと特に覚えやすいと言われています。また、ライティングの練習にもなるのでお勧めですよ。
自分が考えた文章が文法的に正しいかどうかをチェックする時は、英会話講師やネイティブ・スピーカーに聞くのが一番正確です。
レッスンを受けていない場合は、ChatGPTなどのAIツールを使うと便利です。興味のある方は、以下の記事で詳しくお伝えしています。

短くて簡単な文章の文法チェックはあまり問題ないかと思いますが、AIツールは100%正しいというわけではないし、平気で嘘つく(間違った情報を提示する)こともあるので、利用はあくまでも自己責任で。
5.コロケーション
英語をスムーズに話すためには、コロケーションをすぐに使えるようにすることがとっても大切。この情報はどんな辞書にも載っているので、必ず書きましょう。
コロケーションとは、一緒に使われる動詞や前置詞などの単語の組み合わせのこと。
例えば、「宿題をする」は、study homeworkではなくdo homework。この動詞doと名詞homeworkの組み合わせがコロケーションです。
一緒に使う前置詞や副詞、形容詞を書いておくと、この単語が肯定的なイメージなのか、否定的なイメージなのかがわかるので、便利ですよ。
6.類義語と対義語
類義語と対義語を追加することで、単語の理解をさらに深め、言語表現の幅を広げることができるようになります。
例えば、同じ単語や言い回しばかり使うと発言のイメージが単調になりがちですが、類義語を知っていると違う言い方ができるので、表現が豊かになります。
類義語は、非ネイティブの人と会話する際にも便利。あなたが使った単語を相手が知らなければ、大事な情報を伝え損なうかもしれません。そんな時は、同じ意味の別の単語を使うことで、コミュニケーションがスムーズになります。
対義語を知っていると、物事を対比させる時に役に立ちます。特にビジネスシーンやアカデミックな場では、洗練した雰囲気を出すことができるのでしっかり身につけたいものです。
番外編:私だったらこう作成する
ここでは、NGSL 1.2の最初に載っているabuseという単語を使って、私だったらこんなふうに作りますという例をご紹介します。

私が作成した単語ノートはこんな感じ。字がきたなくてスミマセン💦

線の左側がリストに載っている単語の意味、発音、品詞、例文、類義語、対義語です。
右側は、abuseの名詞についての情報を書きました。名詞はスペルは同じでも発音が違うとか、コロケーションとしてよく使う動詞など、自分が「へぇ〜、そうなんだ!」と思ったことを書きます。
要は、自分の記憶に残ればどんな書き方でもいいので、もっと色を使ってカラフルにするのも良し、絵を描くのも良し。
ただし、単語帳は見た目に素敵なノートを作ることが目的ではないので、あまり凝りすぎないようご注意を。
効率的に単語を暗記するヒント
この単語集は完成するまでに時間がかかるので、作りながら覚えていくことをおすすめします。単語の暗記法は自分が覚えやすければどんな方法でもOK!ここでは、暗記する時のヒントをお伝えします。
毎日反復する
研究によると、人は覚えた単語の80%を24時間以内に忘れてしまうそうです。
ベストのタイミングは、その単語にふれた10分以内に反復練習すること。単語の暗記を1時間続けてやるよりも、5分でもいいので毎日繰り返し反復学習することを意識しましょう。
単語をグループ化する
単語を覚える時は、関連性のある単語をグループ化すると覚えやすいと言われています。
例えば、familyのカテゴリーだったら、motherやsisterなどの名詞や、I had dinner with my sister the other dayという例文など、家族に関することを思いつく限り入れましょう。
ゲームの要素を取り入れる
単語学習にゲーム的要素を入れると定着率が高くなると言われています。友人と単語当てゲームで競争したり、単語暗記アプリを活用したりして、楽しみながらできる方法で行いましょう。
実は私、いまだに自分にしっくりくる単語暗記アプリをみつけることができません。人からのおすすめやネットの情報などから、良さそうなものをいくつも試してみましたが、結局使うのをやめてしまいます。(ジェネレーションの違いか・・・)
アナログ派の私に一番良かったものは、「単語レモン」方式。
「単語レモン」(著者:富永直久氏、出版社:ディーエイチシー)は、シリーズ100万部突破のベストセラーで、ページをめくるだけでどんどん記憶できる「メクリマン」というシステムが使われています。
ゲーム感覚で楽しみながら覚えることができるので、私はこの方法で自分独自の単語帳を作って暗記していました。度重なる引っ越しでどこにいったのやら・・・。
まとめ
今回は、NGSL単語集をカスタマイズして、英語の基礎力を確実に上げる方法についてお伝えしました。
単語はどうしても暗記する必要がありますが、できるだけ効率よく暗記できる方法についてもご紹介しました。
英語は短期間で習得できるものではありませんが、語彙力を増やしていくことで、確実に基礎力は伸びていきます。
英単語は実際に使うことで、より確実に定着します。
私のレッスンでは、覚えたい英単語の具体的な使い方にフォーカスしたレッスンを組むなど、自分に必要なスキルを集中して学ぶことが可能です。
ご興味のある方は、ぜひ体験レッスンにお申し込みください。お待ちしています!

