【永久保存版】英語学習や英会話レッスンで2度と挫折しない方法

4月ですね!

新学期や新年度が始まる時期なので、「何か習い事をしようかな~」と考えている人も多いのではないでしょうか?

「今年こそ、英会話ができるようになりたい!」と気合を入れている人も、多いのではないでしょうか?

しかし、ある調査によると、英会話を始めた社会人の8割が3か月以内に挫折するそうです😨

このブログにたどり着いたあなたも、似たような経験があるかもしれませんね。

これから英語学習や英会話レッスンを始めようと思っている人でも、次のように悩んでいないでしょうか?

  • AIツールを使った英会話レッスンか、英会話講師のレッスンか
  • オンライン英会話レッスンか、対面レッスンか
  • ネイティブ講師か、日本人のバイリンガル講師か
  • グループレッスンか、マンツーマンか

今回のブログは、英会話レッスンや英語学習を(再)スタートさせたい人に向けて、挫折しないための具体的な方法をお伝えしていきます。

どうぞ最後までお付き合いください!

目次

大人の習い事ランキング

日本最大級の多種多様な学びの場を提供している「ストアカ」が実施した、2025年に挑戦したい大人の習い事」調査では、以下の結果が出ています。

2025年に女性が挑戦したい習い事 

第1位 占い

第2位 料理

第3位 英語(2024年 第2位)

2025年に男性が挑戦したい習い事 

第1位 写真撮影・編集

第2位 英語(2024年 第1位)

第3位 コミュニケーションスキル

英語は習い事として、やはり人気がありますね。

ちなみに、この調査で挙げられた英語を学びたい理由は、以下の通り。

  • インバウンドの影響で外国人観光客に話しかけられる機会が増えたから。
  • 仕事でキャリアアップしたいから。
  • 海外出張に備えて習得したいから。
  • 世界情勢など、英語で最新の情報をキャッチしたいから。

みなさん、やる気満々ですね。

英会話を始めた人の8割が3か月で挫折する

Bizmates(ビズメイツ)が2021年に行った調査によると、英会話を始めた社会人の8割が3か月以内に挫折するそうです。

英会話を始めたい人や実際に始める人はたくさんいるけれど、継続できる人はものすごく少ない、ということなんですね。

同調査による挫折した人の理由は、以下の通り。

  • モチベーションの低下:62.9%
  • 継続するための自己管理ができなかった:51.5%
  • 英語の上達を感じることができなかった:39.2%
  • 勉強時間を確保できなかった:38.1%
  • 実際に英語を使用する機会がなかった:19.6%

私も語学で挫折を経験した

私は、英語ではなく、フランス語とスペイン語学習で何度も挫折しています。

それはなぜか?

答えは簡単。フランス語やスペイン語を話せなくても、活に支障がないからです。

国連勤務時代に住んでいたのはスイスのジュネーブ。英語もある程度通じますが、バリバリのフランス語圏です。

フランス語が話せない私は、当然フランス語のレッスンを受けましたが、どうにも頭に入ってこないのですよ。

だって、職場も友人との会話も、全部英語。

フランス語を使うのは買い物に行くときや、レストランやカフェで食事をする時くらいだけど、そんなのは決まったフレーズを暗記したら、結構対応できるものです。

フランス語は生活上必要だったけれど、話せなくても何とかなったので、必要不可欠ではなかったんです。

スペイン語も同じです。日常では使わないし。これから使う機会があるかどうかも疑わしい。

スペインで1か月の語学研修も経験して、かれこれ20年くらいやっているのに万年初級。(笑)

ちなみに、スペイン語を学びたいと思った(思っている)のは、スペイン語の響きが好きだからです。

英語で挫折しなかった理由

英語で挫折しなかったのは、簡単に言うと、生きるために必要不可欠だったからです。

今でこそ「英語は3度の飯より好き」と公言していますが、ずっとそう思っていたわけではありません。

英語がなかなか上達しなくて、アメリカ留学を始め、苦労したことは多々あります。

それでも英語学習をやめなかったのは、英語は空気と同じように、生存上必要不可欠だったからです。

挫折するのは、英語が「必要不可欠ではない」から

英会話講師という職業柄、社会人の方から、効果的な英語学習方法や挫折しない方法について相談を受けます。

「海外チームと定期的に英語でミーティングをするから」「将来、海外で働きたいから」など、どれも立派な理由ばかりです。

    このような立派な理由があっても、英会話や英語学習を始めた8人の割が3か月以内に挫折するのです。

    あ、私の生徒さんは別ですよ。みなさん長期継続です。

    どうして英会話や英語学習を始めた8割の人が3か月以内に挫折するのかというと、多くの人にとって、英語は必要不可欠ではないからだと思います。

    仕事上必要だとしても、とりあえず英語ができなくても何とかなるし、AIや翻訳ツール、社内通訳など、使えるリソースがある。

    英語ができないことでプロジェクトから外されたりすることはあっても、降格したり会社を首になったりして生活が路頭に迷う、ということは多分ないですよね。

    だから英語学習や英会話レッスンを始めてみては、挫折するを繰り返してしまう。

    これまでに英語学習や英会話レッスンでお金と時間を無駄にしてきたと思っているなら、ここで負のループを断ち切る勇気が必要です。

    再スタートする前に真剣に考えてほしいこと

    英語学習や英会話レッスンで挫折しないようにするためには、英語を学ぶ「表面的な理由」ではなく、「真の理由」を把握しておくことがとても大切です。

    真の理由の探し方

    真の理由の探し方は、実はそんなに難しいことではないんですよ。

    ここでは、「海外チームと定期的に英語でミーティングをするから英語を学びたい」という理由を例にして、やり方を説明していきますね。

    やり方と言っても、そんなたいそうなものではなく、理由を次々に「なぜ?」と深堀していくだけです。

    表面的な理由:「海外チームと定期的に英語でミーティングをするから英語を学びたい」

    ↓ (なぜ?)
    「ミーティングでうまく英語を話せない人だと評価されるから」

    ↓ (なぜ?)
    「自分の実力不足をみんなに知られたくないから」

    ↓ (なぜ?)
    「自分に自信がない。自分の価値を認めてもらえないのではないか不安だから」

    真の理由:「自分への自信を取り戻し、内面の不安を解消したいから」

    誰に見せるわけでもないので、自分の気持ちに正直にやってみてください。

    たっぷり時間があるときに、パソコンではなく紙に手で書きながらやってみると、自分の正直な気持ちに気づきやすくなります。

    自分の気持ちに正直になる

    英語を学ぶ理由を考えるときは、外的要因を思い浮かべる人が多いかもしれません。

    ここで言う外的要因とは、「海外チームとのミーティングがあるから」「会社で英語が必要だから」といった、まわりの環境や状況によって「やらなければ」と感じるような理由のことです。

    でも実際に「英語を学びたい真の理由」探しをやっていくと、内的要因(自分の内側にある気持ちや本音)が真の理由だったと気がつくかもしれません。

    実は、それが英語を学ぶ真の理由だったという人は、とっても多いんです。

    英語を学ぶ真の理由をしっかり把握しておくことで、学ぶ目的がはっきりし、英語学習が「やらされるもの」ではなく、「自分がやりたいこと」に変わっていきます。

    真の理由は時とともに変わることがあるので、挫折しそうになるたびに、この方法を試してみてください。

    英語上達のための2つのキーワード

    英語が上達するためのキーワードは、「地道な努力を継続すること」「楽しんで学ぶこと」の2つです。1つずつ説明していきますね。

    1. 地道な努力を継続すること

    巷には、「これだけやれば話せるようになる!」「秒で英語が聞き取れるようになる!」などの情報があふれています。

    ついクリックしてしまったこと、ありませんか?

    私は基本面倒くさがりなので、できるだけ楽したい気持ち、とてもよくわかります。ライフハックなどの面倒くさいことを簡単にやる情報は、めちゃくちゃ好きです。

    でも、短時間で楽に英語が上達する(と思われる)方法ばかり求めても、あなたが目標とする英語レベルに最短で到達できるわけではないんです。

    “I heard it's going to rain tomorrow.”という文章をシャドーイングした結果、その文章だけ発話したり聞き取ることができるようになっても、実際の会話が聞き取れるようになるわけじゃない。

    つまり、応用がきかないんです。

    英語を習得するためには、4技能(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)を継続して強化することが大切!

    なぜ継続することが大事かというと、英語は使わないと忘れたり錆びついたりするからです。

    私の場合は2週間英語を使わないととっさに言葉が出てこなかったり、口の筋肉がこわばって、うまく発音できなかったりします。

    ちなみに、時短のために海外の英会話スクールに通ったとしても、地道な訓練を継続できない人は、時間がかかります。一時的に上達したとしても、英語学習を継続しなければ、身についた英語力を維持するのは難しくなります。

    この点で、英語はスポーツにとても良く似ていると思います。練習をサボるとスキルが錆びつき、上達が止まってしまいますよね。

    一気にやるよりは、毎日コツコツ続けよう

    例えばシャドーイングをする場合、長い目で見れば、毎日5分でもいいから続ける方が、週に1回1時間やるより良いです。

    なぜなら、英語学習への意識が確実に変わるからです。

    1日5分のシャドーイングを1か月毎日続けると、始めた時より格段にできるようになっているのが自分でもわかります。

    そうすると嬉しくなって、今まで5分やっていたシャドーイングを6分にしてみよう、などと欲ができます。

    3カ月たつと、始めた時とは段違いに早いスピードで、スラスラと言えるようになってきます。

    こうなってくると、「もっと難しいレベルに挑戦したい!」「習った表現を会話で試してみたい!」と思えるようになってきます。これが意識の変化です。

    だから最初の1か月は、苦しくても続けてほしい。

    具体的に何をしたらいい?

    では具体的に、何をしたらいいのでしょうか?

    例えがあるとわかりやすいと思うので、キックボクシングを例にして、次の表にまとめてみました。(私はスポーツをしないので、知り合いに聞いた。)

    キックボクシング

    英語学習

    筋肉をつける

    語彙力を増やす

    相手を恐れず、自分に自信を持つマインドの育成

    失敗をおそれずに挑戦するマインドの育成

    ルールに即した戦術を身に着ける

    文法や状況に合った言い方を学ぶ

    コーチからキックやパンチの基礎を学んで、考えなくても強く正確なパンチやキックができるまで何度も繰り返す。

    シャドーイングをする

    脳内会話をする

    ラジオやテレビ、インターネットなどで生の英語を聞く

    コーチの指導を受けて、自分では気づかない癖を直す

    新しい戦術を習う

    英語レッスンを受けて自分では気がつかない発音の癖を直す

    状況に応じた表現や言い回しを習う

    試合に出て実戦経験を積む

    実際に会話をする

    本気で英語の基礎力をつけたいなら、上の表に書いてある訓練をできれば毎日、地道にコツコツとやってみるしかありません。

    とは言っても、1日の勉強時間ですべてを行う必要はありません。

    3カ月毎日訓練したら、びっくりするぐらい英語が上達します。

    だから、3か月でやめてしまうのは、本当にもったいないんです。

    実際に私も30年以上ほぼ毎日英語学習をしているんですよ。

    入門者〜初級者(英検3級およびCEFR A2以下)は、以下の項目を先に行いましょう。

    • 語彙力
    • 文法
    • 失敗を恐れないマインドを身につける

    「語彙や文法、英語4技能(リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング)が重要なのはわかるけど、リスニングを上達させたいのにどうしてスピーキングを同時にしないといけないの?」など、多くの人が疑問に思うことを、以下のブログで詳しく解説しています。

    また、以下の記事では、独学で英語力をアップさせる勉強法をご紹介しています。興味のある方はぜひ読んでみてください。

    いろいろ試しながら、自分に合った方法を見つけてみてくださいね。

    モチベーションの保ち方

    モチベーションには、内発的動機づけ(intrinsic motivation)と外発的動機づけ(extrinsic motivation)の2つがあります。

    内発的動機づけ(intrinsic motivation):自分の内側から湧き上がってくる興味や好奇心、情熱による行動

    外発的動機づけ(extrinsic motivation):何かをする理由が外からの報酬や評価による行動

    英語学習で言うと、「英語の響きが好きなので、自分でも話せるようになりたい!」というのが内発的動機づけで、「外資系企業に転職するために、TOEIC900点が必要だから勉強する」というのが外発的動機づけです。

    どちらも英語学習には有効ですが、継続も上達もしやすいのは、内発的動機づけによる学習です。興味があることをやっていると楽しいし、集中できますよね。

    反面、外発的動機づけだけで英語を学んでいると、継続するモチベーションが保てない時があります。

    そんな時はふわっとした目標ではなく、具体的な目標を立てると、「なんか知らんけど、やらないといけないことが膨大にある・・・」という絶望的な気持ちにならずにすみます

    元の目標:英語でミーティングに参加できるようになりたい

    具体的な目標:3カ月後にアメリカ本社との会議で、新製品について英語でプレゼンテーションができるようになりたい。

    ぐっと身近な目標になり、達成するために何をしたらいいのかを、具体的にイメージしやすくなりませんか?

    英語でのプレゼンを最終目標として、そこに至るまでのマイルストーンをいくつか設定するのも良いですね。

    • 新製品の特徴について、ネイティブ・非ネイティブ双方にわかりやすい英語のプレゼン資料をつくる。
    • 新製品についてのよくある質問集を英語でつくる。

    それらを1つずつ達成していくと、「私、英語頑張ってる!」「できるようになってきた!」など、自分を客観的に評価できるようになってきます。1つ達成するごとにプチご褒美を設定するのも楽しいですね!

    外発的動機づけだけでは英語学習が辛く感じる人は、「英検3級に合格したら、好きな海外アーティストにDMしよう!」など、自分なりの内発的動機づけも同時に見つけることをお勧めします。

    アウトプットを意識しよう

    英語は夢をかなえる魔法ではありません。

    「英語が話せるようになれば、〇〇がかなう。」と誤解している人も多いのですが、英語は目的を達成するための、コミュニケーション手段にすぎません。

    大事なことは、英語を使って何をするか。

    英語には4技能あり、レセプティブスキル(receptive skills、リーディングとリスニングのこと)とプロダクティブスキル(productive skills、スピーキングとライティングのこと)に分けられます。

    スポーツでは、練習の成果を試すために試合に出ます。英語学習でも同じように、地道に練習してきたことを、実際に文章として書いたり、学んだ表現を会話で使ってみたりして、実践(アウトプット)することが必要です。例えば次のようなこと。

    • 英語の記事を、「この内容をブログに書くなら、こんな風に言い換えて書こう(ライティング力)」と考えながら読む。
    • 英語のニュースを、「この内容を誰かに話すとしたら、こんな風に言い換えて使ってみよう(スピーキング力)」と考えながら聞く。

    「いっそのこと、プロダクティブスキルだけを練習したら上達が早いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは違います。

    実は英語の4技能は複雑に絡み合っていて、例えば、スピーキングを上達させるためには、リスニングとライティングとリーディングの力が必要になるのです。

    どういうことか、具体的に説明しますね。

    例えば、”I think it’s going to rain tomorrow.”と言う場合、次のスキルが必要になります。

    • 文章を頭で組み立てる
    • わかりやすく発音する
    • 適切な単語や表現方法を選択する

    書けないことは頭で文章として組み立てることができないし、聞けない音は発話できないし、読んでわからない単語や表現は、実際に発話する時に使えない。

    だから、スピーキング力だけ鍛えればいい、と言うことではないんです。

    シャドーイングをしたら、その文章を自分なりに書き換えて、発音してみる。作った文章で想定会話を作って、また発音してみる。こうすることで、効率よくアウトプットができます。

    2. 楽しんで学ぶ

    正直、これが一番大事だと思います。

    だって、やらなきゃいけないことだからと言って、楽しくなかったら頭に入らないでしょう?

    自分が楽しめないやり方で英語を学んでいるなら、いくら仕事で重要だと言っても継続は難しい。下手すると英語自体が嫌いになってしまい、取り返しがつきません。

    楽しく学習する方法は人それぞれなので、「これがいいですよ」と一概には言えないのですが、私がおすすめする方法は、「発音」です。

    発音の練習って、地味すぎて面白くもなんともないと思うかもしれませんが、英語らしいリズムで言えるようになると、まるで「英語を話している自分」になれたようで、楽しくなると思います。難しい文章ならなおさら。

    映画や英字新聞、学校の教科書、試験対策問題などから、発音するのが難しい文章を1つ選んで、スラスラ読めるようになるまで、10回でも30回でも繰り返し練習するだけ。

    間違っても1ページもある長いパラグラフなど選ばないように!

    上達を感じるコツは、練習のビフォーアフターの録音をすること。

    アフターは、びっくりするぐらい上達していると思います。

    「発音なんて楽しくない」という人は、自分にとって「ちょっとワクワクする」方法を探してみてください。

    英語の歌を歌うのが楽しい人もいれば、英語で日記を書くのが好きな人もいます。大事なのは、「自分が続けられる楽しさ」を見つけることです。

    さきほどご紹介した、「TOEIC900点越え直伝 独学で英語力を上げる勉強法15選」でも、たくさんの方法をご紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね。

    英会話レッスンで挫折しないコツ

    正直な話、英語学習はレベルにあったリソースやツールを使えば、ある程度独学でもいけます。

    しかし、独学で学べることには限りがあります。なぜなら、英語は「コミュニケーションの手段」だからです。

    コミュニケーションは相手がいて成り立つもの。独学で学んだことは、誰かとコミュニケーションをとりながら実践する必要があります。

    しかし、これこそが、英語学習者にとってハードルが高いことだと思います。

    職場の同僚や友人と英語で会話できる環境にいない限り、会話する相手を見つけるのって、めちゃくちゃ大変です。

    そこで気軽に英語で会話できる場としてお勧めしたいのが、英会話レッスンです。

    「でも、英会話レッスンで挫折したんですけど・・・」と言う意見が聞こえてきそうですが、英会話レッスンで挫折しないためには、いくつかのコツがあるんです。

    あなたは大丈夫?英会話レッスンで上達しづらい人の特徴

    次のリストを見てください。1つでも当てはまるものがあったら、オンライン英会話レッスンを最大限活用できていない可能性が高いです。

    ✔︎ 英語を学ぶ明確な目標がない

    ✔︎ 講師に遠慮している

    ✔︎ レッスン以外で英語に触れない

    ✔︎ レッスン中にほとんど質問しない

    ✔︎ レッスン中のフィードバックに注意しない

    でも大丈夫!それぞれの項目について、具体的にどうしたらいいのかご説明していきます!

    1. 明確な目標を設定する

    英語を学ぶ明確な目標がないまま、「何となく必要だから」「やったほうが良さそうだから」という気持ちでレッスンを受けていると、学習を継続するモチベーションを保つのが難しくなります。

    「なんか知らんけど、覚えないといけないこと、やらないといけないことが膨大にある…」という絶望的な気持ちになることも。

    そんな時は、ふわっとした目標ではなく具体的な目標を立てることで状況が改善します。

    講師の立場から言わせてもらうと、具体的な目標を共有してもらえたら、レッスンプランをカスタマイズするヒントになるので、とっても助かります。

    明確な目標の例

    【ビジネス英語の場合】

    ネイティブみたいに英語でミーティングに参加できるようになりたい。  

    3カ月後にアメリカ本社で行われる会議があるので、新製品についてのプレゼンテーションを英語でできるようになりたい。

    【日常会話の場合】

    旅先で困らないようになりたい。  

    バックパッカーとしてヨーロッパ一人旅をしたいから、宿泊施設のチェックインやレストランでの注文、道を尋ねたり緊急事態に遭遇したりなど、いざという時に困らないようになりたい。

    設定した目標を1つずつ達成していくと、「私、英語頑張ってる!」「できるようになってきた!」など、自分の成長を実感できるようになります。1つ達成するごとにプチご褒美を設定するのも楽しいですね!

    避けたい目標

    目標を設定する際によくありがちなのが、「ネイティブみたいに流暢にしゃべれるようになる」「英語脳を持つ」というもの。

    この2つは多くの英語学習者の憧れでもありますが、そこにたどりつくまでに膨大な時間と努力が必要になるので、目標として設定すると英語学習自体が苦しくなる可能性があります。

    英語学習でとても重要なのが「継続力」です。そのためには、最初から「ネイティブの流暢さ」や「英語脳」を目指さないで、小さくてもいいので具体的な目標を設定し、それを1つ1つクリアしていきましょう。

    2. 講師に自分のやりたいことをしっかりと伝える

    英語を学ぶ目的や特に改善したい点、英語学習に関する不安など、できる限り講師とシェアしましょう。

    そうすることで、講師も具体的なレッスンプランを立てたりや、今のあなたに必要な情報をお伝えしやすくなります。

    ネイティブ講師にうまく伝えられないからと遠慮するくらいなら、バイリンガル講師を選びましょう!

    遠慮するのはレッスン料の無駄ですよ。

    3. レッスン中のフィードバックに注意する

    英語学習者が、自分の総合的な英語力を客観的に判断するのはかなり難しいので、講師からのフィードバックを最大限に活用しましょう。

    フィードバックを受けるとショックを受けて落ち込んでしまったり、フィードバックを右から左に聞き流したりする人がいますが、それは本当にもったいない。レッスン料をみすみすドブに捨てるようなものです。

    なぜなら、講師以外にはっきりフィードバックをしてくれる人は、そうそういないからです。

    たとえ厳しいフィードバックであっても素直に受け入れることが大切です。

    フィードバックされたことに疑問がある場合は、すぐに講師に質問しましょう。大事なのは疑問点を持ち越さないことです。

    フィードバックをもとに、講師と一緒に新しい学習目標を設定することができれば◎。

    4. レッスンがない日も英語学習をする

    英語学習は長期戦です。1分でも5分でも毎日継続することが上達のコツ。

    そのためには、レッスンとレッスンの間に、可能な限り英語に触れる機会をつくりましょう。大好きな海外アーティストの歌をシャドーイングしたり、好きな歌詞の文法を分析したり、あなたの興味のあることでできることを探すのがコツ。

    どんなことをしたらいいのかわからない場合は、講師に質問しましょう。良い講師なら、あなたの目標に合わせて具体的な学習方法を教えてくれます。

    逆に言うと、具体的なアドバイスがない講師は避けた方がベスト。

    5. 主体的にレッスンを受ける

    英会話レッスンでは、主体的に受講することがとっても大事です。ここでは、主体的にレッスンを受けるときに大切なことをお伝えします。

    ① 集中できる環境を整える

    自分が集中できる場所でレッスンを受けましょう。バックグラウンドが静かな場所で受けてもらうと、あなたの発音をしっかり聞くことができるので、講師はとても助かります。

    ② たくさん質問をする

    レッスン中にわからないことや疑問に思ったことがあったら、すぐに質問しましょう。レッスントピックに関係ないことでも、日々の学習でわからないことがあれば、遠慮しないでどんどん質問するようにしてください。「こんなこと聞いて、嫌がられないかな・・・」と心配する必要はありませんよ。

    挫折しないポイントが満載!マンツーマンのオンライン英会話レッスン

    オンラインの英会話レッスンは、都合のいい時と場所で受けられるので、自分のライフスタイルやスケジュールにあわせて受講できます。

    しかもマンツーマンであれば、レッスンの内容はあなたのためだけにカスタマイズされたもの。グループレッスンよりはるかに満足度が高くなります。

    英語初心者や、英検レベルで準1級以下の人は、日本語でもコミュニケーションが取れるバイリンガル講師のマンツーマンレッスンがおすすめです。

    それでは、マンツーマンのオンライン英会話レッスンのメリットを深掘りしていきましょう。

     1. 個別フィードバックで上達を実感できる

    英語は言語なので、相手に伝わってこそ価値があります。

    しかし、悲しいことに、相手があなたの英語をわかりづらいと思っていても、面と向かって指摘してくれることはほぼありません。

    改善点がわからないのは、英語の上達にとって致命的です。

    そこで、英会話レッスンの出番です。

    英会話レッスンを受けると、あなたの英語が伝わるためにはどこを改善すればよいのか、具体的なフィードバックをもらうことができます。

    例えば、発音の微妙な違い、文法の誤り、自然な表現の仕方など、自分では気づきにくいポイントを教えてもらえます。

    グループレッスンでもフィードバックは得られますが、時間的な制約から、個別のフィードバックはあまり期待できません。

    マンツーマンレッスンでは、講師があなたの強みや改善点をしっかりと把握して、具体的なアドバイスをしてくれるので、上達を感じやすいと思います。

    2. モチベーションが保ちやすい

    自分ひとりで学習していると、ペースがその日の気分に左右やすくないですか?
    やる気がある時はできるのに、気分がのらない時は考えるのも嫌になる・・・。

    独学の英語学習で一番難しいのは、モチベーションを保ち続けることです。

    英会話レッスンを受けるメリットは、自分の気分がどうであれ、半強制的に学習できる(させられる)ことです。
    また、講師と目標を共有することで目標達成に意識が向くので、挫けそうになっても支えてくれる仲間(講師)がいることで、モチベーションを保ちやすくなります。
    私のレッスンの受講生でも、「仕事と子育てが忙しくて、オンライン英会話を始めても続けられるか不安です・・・」という方がいました。
    ところがなんと!実際は、9か月も続いています!
    この方はレッスンを始めて以来、職場でどんどん自分の英語が通じるようになってきたので、学習意欲に火がつき、毎日時間を決めて英語学習をするようになりました。
    お仕事が忙しいので、時々レッスンをキャンセルしようか考えるときもあるそうですが、私がレッスンの数日前に送る「レッスンでお待ちしてますね~!」というメッセージで、「そうだ、レッスンちゃんと受けないと!」という気分になるのだそうです。
    こんな対応ができるのも、マンツーマンならではです。

     3. 効率よく学習できる

    自分ではまだまだ足りないと思っていたことでも、コミュニケーションという観点からみたら十分なことはよくあります。

    例えばあなたが、Rの音がうまく発音できないと感じているとします。

    もし講師が聞いても何ら問題ない場合は、Rの発音にこだわるより、他の難しい発音や聞き取りやすいイントネーションを練習する方が上達につながります。

    本当の課題は、自分ではなかなか気がつきにくいんです。

    マンツーマンレッスンでは、独学ではなかなか気がつかない課題を講師が見つけて学習プランを作ってくれます。結果として、効率的に英語力を伸ばしていくことができるようになります。

    マンツーマン英会話レッスンでは、自分のレベルや目標に合わせて内容をカスタマイズきます。

    4. 人目を気にせずに、納得がいくまで何度も質問できる。

    グループレッスンとマンツーマンレッスンの大きな違いの1つは、質問できる回数です。

    グループレッスンでは、ガンガン質問する人が一人でもいたら、あなたが質問する時間はそれだけなくなりますし、萎縮して質問しづらくなるかもしれません。

    他の生徒さんがいる中で、「これがわからないので教えてください。」と言うのは、結構勇気がいりますよね?

    質問できないということは、疑問が解決しないということ。モヤモヤを抱えたままでは、英語学習へのモチベーションが下がりかねません。

    マンツーマンレッスンは、あなたの好きなよう使うことができるので、納得いくまで何度も質問できますし、最初の質問から派生して違う質問をすることもできます。

    「こんな質問して笑われないかな・・・」と心配になる必要もナシ!

    英会話レッスンという安全な場所でたくさん失敗しておくと、リアルな会話で自信をもって話せるようになりますよ

    5. テキストでは学べないリアルな英語をたっぷり教えてもらえる

    コミュニケーションとして英語を学ぶときには、語彙や文法だけでなく、文化的な背景やニュアンスを理解することがとても大事です。

    例えば、ロールプレイであなたが次のように言ったとします。

    次の役員会に出す資料はいつ頃頂けるかご教示頂けますでしょうか?

    Could you please let me know when we can expect to receive the materials for the next board meeting?

    Could you~?は丁寧なお願いをするフレーズで、それにpleaseをつけたから、めちゃくちゃ丁寧な言い方のはず♪と思いますよね?

    確かにとても丁寧な表現なのですが、実は言われた方はこう受け取っている可能性大。

    「次の役員会に出す資料はいつ頃頂けるか、いい加減、教えてもらえないですかね?

    こんなこと言われたら、空気が凍りついてしまいそう・・・。これは私の失敗例です。言われた相手はキレて、次のような返事が返ってきました。

    Well, I'm working on it! OK?(今やってますよ!)

    文法的に何にも間違ってはいないけれど、ニュアンスがわからずに使ってしまうと、相手を怒らせてしまうリスクも出てきます。コワイコワイ。

    ちなみに例文でご紹介した日本語をChatGPTに翻訳してもらったら、ダメな例文と同じもの出してきました。

    ChatGPTの翻訳精度は非常に上がってきていますが、完璧ではないので、失礼な言い方になっていないかどうかプロンプト(質問)を追加入力して確かめる必要があります。

    ChatGPTの翻訳精度を高めるプロンプトの使い方については、以下の記事に詳しく書いてありますので、興味がある人は読んでみてください。

    ご紹介した例のように、文法的には正しくても、リアルなコミュニケーションでは気をつけた方がいい表現というのは、英語にはたくさんあります。

    マンツーマンレッスンには学校のように決まったカリキュラムがないので、そのような表現をあなたが学びたいだけたっぷりと学ぶことができます。なんて✨贅沢✨

    最後に

    英会話レッスンは、日々学習していることを実践する場所です。

    遠慮せずにどんどん質問する、もらったフィードバックを日々の学習に生かすなど、主体的にレッスンに取り組んでください。

    レッスンの主役は受講生であるあなたです。受け身ではなく、「講師を使い倒す」くらいの積極的な姿勢でレッスンを受けることで、お値段以上の価値を作り出すことができます。

    最後に、楽しんで学ぶことも忘れずに!

    私のレッスンでは、受講生一人一人の課題を見つけ、確実に英語力が確実にアップするフィードバックを提供しています。

    英語学習の良きサポーターとして全力でサポートしますので、一緒に英語力を伸ばしていきましょう!

    興味のある方は、ご相談だけでもお気軽にどうぞ!

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    この記事を書いた人

    米国アイオワ大学で学士号と修士号を取得後、国連専門機関、大学、NPO、外資系企業など、英語が公用語の職場で20年以上の勤務経験あり。
    英語コミュニケーションの楽しさを伝えたくて、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構認定のCELTA(英語教授法資格)を取得し、Kyanbridge Englishを設立。

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