「もしもトランプ氏が再びアメリカ大統領になったら?」──この「もしトラ」というフレーズが2024年のアメリカ大統領選挙で大きな話題を呼びました。そして結果はまさかの現実に!
今回のブログでは、トランプ氏が勝利宣言をした演説を使い、英語のレベルやその特徴を徹底分析。
さらに、この演説を通して、英語のリスニング力やスピーキング力を効率よく高める方法を解説します!
最後まで読んで、あなたの英語力アップに役立ててくださいね。
ちなみに、私は政治的に中立の立ち場です。
【教材】勝利演説の原稿と動画について
まず最初に、今回使用するトランプ氏のスピーチ原稿と動画のリンクをご紹介します。
英語スピーチ原稿
英語スピーチ全文は以下のリンクで確認できます。日本語訳はついていません。
日本語訳が必要な人は、原文をコピペして、ChatGPTなどのAIツールで翻訳をしてみると簡単です。ChatGPTを使った翻訳に興味がある人は、以下の記事に詳しく書いてありますので、読んでみてくださいね。
勝利演説の動画
スピーチ動画は以下のリンクからどうぞ。観客のUSAコールがすごい・・・
英語レベルを徹底解説
演説では、とてもわかりやすく易しい英語を使っていることが多いトランプ氏。今回はどうでしょうか?
今回は、リーダビリティ・テスト(Readability Test)を用いて、文章の読みやすさと理解しやすさを測定しました。これは、文章がどれくらい読みやすく、理解しやすいかをチェックするツールです。
リーダビリティ・テストについて知りたい方は、こちらの記事もご参照ください。
では早速、検証結果を見ていきましょう!
結果は、なななんと、「アメリカの10~11歳が理解できるレベル」でした。
難しい単語やフレーズは、スピーチ全体の8.66%。かなり易しい英語を使っていますね。
でも、「アメリカの10~11歳が理解できるレベルの英語って、どのくらいなの?」と言われても、ちょっとピンとこないですよね。
そこで次の項目では、使われている語彙のレベルを、英検などの基準に照らしあわせて分析してみます。
演説で使われている語彙のレベル
測定に使ったVocab Kitchenは、CEFRという指標で語彙のレベルを判別してくれるツールです。上の画像は判定結果のスクショの一部です。
CEFRと英検比べてみると、こんな感じです。
(出典:英検CSEスコアとは )
それでは、気になる語彙レベルの結果を見てみましょう。(英検レベルはおおよその目安です。)
A1レベル(英検3級):76%
A2レベル(準2級):10%
B1レベル(2級):4%
B2レベル(準1級):3%
C1レベル(1級):1%
C2レベル(1級より高度):0%
トランプ大統領のスピーチの約8割は、英検3級程度の単語で構成されており、初心者から上級者まで幅広く学習に役立つ教材だと言えます。
リスニング力とスピーキング力を劇的に伸ばす練習方法
「旬の話題でリスニング力とスピーキング力の強化をしたい!」という英語ガチ勢の皆さんに向けて、効果的な方法をご紹介します。
効果が実感できるたった1つのコツ
ただ動画を見るのもいいのですが、それだと正直なところ、効果がわかりにくいと思います。
せっかくやるなら、「きちんと聞き取れた!」「真似して話せた!」と実感したいですよね?そのためのコツはたったひとつ!
原稿を目で追いながら聞いて発音すること。
拍子抜けしたかもしれませんが、これだけです。今回ご紹介する練習方法は、やった人だけが効果を実感できます。だまされたと思って、やってみてください。
練習の効果が変わる事前準備
具体的なやり方ご紹介する前に、少し事前準備が必要になります。ここをきちんとすることで、練習の効果が変わってきます。
1.勝利演説の原稿を印刷する
演説の全文は、以下のリンクから印刷できます。
- 行間を1.5~2ポイントに設定して印刷すると、書き込みができるので便利。
- 演説の全文ではなく、自分の練習したい箇所のみ印刷してOK!
- 意味や発音がわからない単語は、あらかじめ下調べしておくこと。
2.日本語字幕なしの動画を準備する
以下のリンクから動画を開いてください。
具体的な練習の手順:リピーティングとシャドーイング
それではいよいよ、具体的な練習方法をご紹介します。
英語初級者や、シャドーイングの経験があまりない方は、必ず手順に従って進めてください。
シャドーイングに慣れていない方がいきなりシャドーイングをすると、うまくいかなかったり、効果を感じられないことがあります。
【練習の手順】
- 用意したスピーチ原稿に該当する部分を再生し、原稿を見ないで聞く。
- 原稿を見ながら聞く。
- 原稿を声に出して読んでみる。スラスラ読めるようになるまで練習する。
- 映像を再生し、原稿を見ながらトランプ氏の話すスピードで読む。スラスラできるようになるまで練習する。
- 原稿を見ないで、トランプ氏が話始めて1秒後にかぶせるように読む(シャドーイング)。
トランプ氏のボディランゲージやアイコンタクトの取り方、声のトーンなどを真似したりして、楽しみながらやってみましょう。
トランプ氏の発言とかぶせるように読めるようになると、観客が歓声を上げているところで気分が盛り上がります!
トランプ氏のスピーチには日常会話でも役立つ表現が多く含まれています。スラスラ言えるようになるまで練習して、英会話に活かしましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回の練習方法を毎日の英語学習に取り入れて、英語スピーキング力とリスニング力を少しずつ鍛えましょう。
英語力の向上には継続的な努力が不可欠です。
少しずつでも着実に進めば、必ず成果が見えてくるので、あきらめずに続けてみましょう!
Kyanbridge English では、今回のように生きた教材を使用して、受講者1人1人のためにカスタマイズしたレッスンを提供しています。
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