【2025】聞き取りやすいトランプ演説で英語のスピーキングを徹底練習!

トランプ大統領は、現地時間の2025年4月2日、世界中からの品物に対して大規模な「相互関税(reciprocal tariffs)」の導入を発表しました。

さらに、すべての国からのアメリカへの輸入品に対して、一律10%の関税(a 10% baseline tariff )を課すとしています。

世界中に衝撃を与えた今回の発表。トランプ大統領は大勢の記者団や観客を前に、50分以上もトランプ節を炸裂させました。

今回のブログでは、時事英語を使って英語学習やスピーキング練習をしたい人向けに、トランプ大統領の相互関税スピーチの英語と語彙レベルを詳しく分析していきます。

英会話レッスンのディスカッションやフリートーク、ビジネスシーンで使える表現もたくさんご紹介していますので、ぜひ最後までお付き合いください!

ちなみに、私は政治的に中立です。

目次

【教材】就任演説の原稿と動画について

まず最初に、今回使用する演説の原稿と動画のリンクをご紹介します。

トランプ関税演説の原稿

英語スピーチ全文は、以下のリンクからどうぞ。

FULL SPEECH English_ Trump unveils details of his tariff policy

これは次の項目でご紹介するABCニュースの動画を、YouTube TranscriberとChatGPTを使って、私が文字起こししたものです。

かなり高精度に文字起こしされていますが、ところどころ実際の発言とは違う部分があるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。

トランプ関税演説の動画

スピーチ動画は、以下のリンクからどうぞ。

演説で使われている英語のレベル

これまでのトランプ大統領の演説は、一貫してとてもわかりやすく、CEFR C1~C2レベル(英検1級かそれ以上)の難しい単語はあまり使われていません。

さて、今回はどうでしょうか?

検証には、文章の読みやすさと理解しやすさをチェックするツール、「リーダビリティ・テスト(Readability Test)」を使いました。

リーダビリティ・テストについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

リーダビリティ検証

それでは、早速、リーダビリティ・テストの検証結果を見ていきましょう!

結果は、「アメリカの11~12歳が理解できるレベル」でした。

難しい単語やフレーズは、スピーチ全体の8.96%。2025年1月の大統領就任演説と比べると、英語の難易度はかなり低くなっています。

演説の最初の方は、ちょっと難しめの単語を使ったりもしていますが、だんだん気分が乗ってくると(?)、以下のように個人的に語り掛けるような、シンプルな英語になっていきます。

You're going to be very happy, very soon.

(あなたたちは、とても嬉しくなりますよ。すぐにね。)

And you did a fantastic job.

(そしてあなたは、ものすごくいい仕事をしましたよ。)

これは私の私見ですが、関税という難しい内容を広く国民に理解してもらい、なおかつ「感情的・圧倒的に」支持してもらうため、平易な英語を使用したのではないかと思います。

演説で使われている語彙のレベル

次に演説で使われている語彙のレベルを見ていきましょう。

測定には、CEFRという指標で語彙のレベルを判別してくれる便利なツールVocab Kitchenを使いました。上の画像は判定結果のスクショです。

使われている語彙のレベルを、英検などの基準に照らしあわせて分析してみました。(英検レベルはおおよその目安です。)

A1レベル(英検3級):72%

A2レベル(準2級):11%

B1レベル(2級):4%

B2レベル(準1級):5%

C1レベル(1級):1%

C2レベル(1級より高度):0%

なんと、英検3級レベルの単語が7割以上も使われているんです!

過去の主要演説との比較

過去の主要演説と比べてみました。

リーダビリティ 難しい語彙 英検3級レベルの語彙
トランプ関税演説 アメリカの11~12歳が理解できるレベル 1% 72%
トランプ大統領就任演説 アメリカの15~16歳が理解できるレベル 15% 63%
大統領候補者討論会 アメリカの10~11歳が理解できるレベル 12% 65%
トランプ指名受諾演説 アメリカの11~12歳が理解できるレベル 9% 73%

過去の演説と比べても、難しい語彙の量が極端に低いですね。

大統領就任演説(2025)、大統領候補者討論会(2024)、トランプ指名受諾演説(2024)の英語レベルについても、詳しく分析しています。興味のある方は以下のリンクからどうぞ。

ビジネスシーンで使えるフレーズ15選

今回のトランプ関税演説で使われているフレーズは、ビジネスシーンでのスピーチや会話にも応用できます。

ここでは実際に演説で使われている15のフレーズと、それらを応用した例文をご紹介します。(日本語訳はChatGPTにしてもらいました。)

それぞれの例文には音声がついていて、例文を2回繰り返します。最初はゆっくり、次に自然なスピードで発音しています。

We’re going to reshape decades of policy.
長年続いてきた方針を、これから大きく変えていきます。
→ 長期的な戦略の見直しを説明するときに使えます。

We have to unify.
私たちは一つにまとまる必要があります。
→ チームや部門の連携を強調したいときに使えます。

Let’s just do it and get it done.
まずはやってみて、やり遂げましょう。
→ 細かい議論より行動を重視したいときに使えます。

Some people will love it, and some will like it less.
大好きな人もいれば、そこまでではない人もいるでしょう。
→ 施策や変更に対する反応が分かれることを事前に共有するときに使えます。

This is going to set us on a whole new prosperous path.
これから私たちは、新しい成長の道を歩むことになります。
→ 新規事業や方向転換を力強く伝えたいときに使えます。

We need to take care of our people first.
まずは社内の人材やチームを大切にすることが最優先です。
→ 社員を重視した経営姿勢を伝えるときに使えます。

We have to get absolutely everything we can.
できることはすべてやりきる必要があります。
→ 限られたチャンスや資源を最大限活用する意思を示すときに使えます。

We’re covering everything.
必要なことはすべて網羅しています。
→ 提案内容や対策の包括性をアピールしたいときに使えます。

They’re coming roaring back.
彼らは勢いよく戻ってきています。
→ 顧客や業績の回復をポジティブに表現するときに使えます。

It’s going to pay for itself very quickly.
すぐに投資分を回収できます。
→ コスト対効果の高い提案や施策を説明するときに使えます。

I’m very happy it didn’t, because now I can say it was my idea.
実現していなかったのはかえってよかったです。今なら、それは私のアイデアだったと言えるので。
→ ユーモアを交えつつ、自分の発想を自然に紹介したいときに使えます。

We’re going to build our future with pride.
私たちは誇りを持って未来を築いていきます。
→ 組織の価値観や方向性を表すメッセージを伝えたいときに使えます。

We’ve had an amazing start.
素晴らしいスタートを切ることができました。
→ 新プロジェクトや新年度の滑り出しの報告をするときに使えます。

This is a transformation of our entire operation.
これは、私たちの業務全体を変革する取り組みです。
→ DXや組織再編などの大規模改革の説明をするときに使えます。

This will be something the whole world will be talking about.
これは世界中の注目を集めるような取り組みになります。
→ グローバル展開や革新的プロジェクトの紹介をするときに使えます。

リスニング力とスピーキング力を劇的に伸ばす練習方法

今回のトランプ関税演説を使って、「リスニング力とスピーキング力を強化して、ディスカッションやフリートークで自信を持って話せるようになりたい」という英語ガチ勢の皆さんには、「リピーティング&シャドーイング」を行うことをお勧めします。

この方法は、英会話を学んだことがある人なら一度は聞いたことがあると思います。

しかし残念なことに、ほとんどの人は、あまり効果的ではない「リピーティング&シャドーイング」をしています。

時間と労力がかかる練習方法だけに、効果を感じられなければ、英語学習へのモチベーションも下がりますよね。

効果が実感できる「リピーティングとシャドーイング」の方法については、以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

最強&無料の単語集 The New General Service List (NGSL) 

「英語ニュースで使われている時事英語や、英会話で使える単語を効率的に覚えたいけど、時間がない・・・」

そんなあなたには、日常会話やビジネスシーンで圧倒的に使用頻度の高い2809語が収録されているNGSL単語集をおすすめします!

NGSLの詳細や効果的な使い方は、以下の記事に詳しく書いてありますので、興味のある方は読んでみてくださいね。

最後に

いかがでしたでしょうか?

旬の時事英語が使われている教材を使うことで、英会話レッスンのディスカッションやフリートークで、自信を持って発言することができます。

また、今回ご紹介した「リピーティング&シャドーイング」のテクニックを使えば、英語スピーキング力とリスニング力を楽しく鍛えることができますよ。

Kyanbridge Englishでは、時事英語を使ってあなたのニーズに合わせてカスタマイズしたレッスンや、大人の初心者に向けた英語のコーチング、ビジネスシーンを意識した英会話レッスンなどをご提供しています。

また、英語学習や英語に関することなら何でも相談できるサービスや、留学中・海外赴任中のお悩みを相談できるメンタリングサービスをご提供しています。

ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

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この記事を書いた人

米国アイオワ大学で学士号と修士号を取得後、国連専門機関、大学、NPO、外資系企業など、英語が公用語の職場で20年以上の勤務経験あり。
英語コミュニケーションの楽しさを伝えたくて、イギリスのケンブリッジ大学英語検定機構認定のCELTA(英語教授法資格)を取得し、Kyanbridge Englishを設立。

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